リースバックとは、一度ご自宅など（所有している不動産）を第三者（投資家）に売却し、賃貸として今の家に住み続けるという不動産取引です。
売却するので物件の所有権は購入者に代わりますが、賃貸契約を結んで毎月家賃として返済していくことで、今まで住んでいた家を立ち退く必要がなくなります。また、場合によっては将来的に自宅を買い戻すことも可能です。

急にまとまったお金が必要になった、定年退職後の生活資金が足りないなどの理由で、自宅を売らなければならない。
けれど、子供の通学や親の介護などの関係で、今の自宅に住み続けたい…どうしても自宅を手放したくない……
そんな悩みをお持ちの方に適した不動産取引です。

将来的に収入が回復する見込みがあると、しばらく家賃を払って自宅として住み続けた後、自宅の買戻しを行うことが可能な場合もあります。
または、同居している子供たちが自宅を買い戻すケースもあります。
他にも、競売がすでに始まっているケースでは親子間売買に向けた調整の時間がなく、いったん物件を売却し、数年後に買戻しをするパターンもあります。

このように、自宅を売却してもそのまま住み続けることができるのがリースバックです。
更に、毎月の家賃から残債の整理を行うので、無理のない返済をしていくことも可能になります。

ご相談いただくケースの中には、現状では子供が就職・転職したばかりで住宅ローンを組めないことや、 既に競売が開始されているようなケースでは時間がなく、親族間売買の調整も間に合わないこともあります。

その場合、まず不動産を任意売却し、リースバックや、数年後に買戻しをするという方法があります。お気軽にご相談ください。